君=花=俺∗﹡
花火の光を消して、バケツにいれ

俺は美稀を抱えて部屋までもどった。


「…ほら、ついたぞ。」

「…りゅ…や…。」

「…?」

「…行かないで…。」


美稀の頬には

一筋の涙が伝った。


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