君=花=俺∗﹡
僕が顔を背けると

竜夜は僕を見たまま、その日は空けとくよ、と言った。


「……あと。これから帰るの、少し遅くなるかもしれない。」

「あー…、準備とか?」

「そう。」


本当は早く帰りたいけど

美沙と一緒にいたら、そうもいかない。
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