君=花=俺∗﹡
「そっか、美稀夜盲症だもんな。」

「……うん。」


自分でも、なぜさっき隣に眠っていたのが

竜夜だってわかったのか不思議だった。


確かによく考えてみれば

竜夜しか、僕以外にこの家を出入りしてる人もいないし

一緒に住んでいるのは、竜夜だけだから、当たり前のことだけれど。


きっと寝起きの僕なら、そんなこと冷静に考えられてなかったはずなのに。
< 260 / 394 >

この作品をシェア

pagetop