君=花=俺∗﹡
竜夜はそう言って

軽く僕の手を引いた。

冷たかった僕の手が、竜夜の手の温度で

あったかくなるのがわかった。


「………お父さん、お母さん。」


僕は花を供えて、手を合わせた。
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