君=花=俺∗﹡
僕が言うと、わかった、と美沙は笑った。


「………ありがとう。」

「美稀の相談なら、いつでものるよ?」

「………うん。」


ほら行こ、遅刻しちゃう、と

美沙は僕の手を引いた。


身体はすごく寒いのに

気持ちは、ほんの少し温かくなったような気がした。
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