君=花=俺∗﹡
もうあれからかなり眠ったままだから

本当は起こして、何か食べさしたりしたほうがいいのかもしれないけれど

俺はそのまま、美稀の眠っているベッドを背にして、床に座った。


「………悔しいけど、動揺した。」


敵わないな、と改めて思わされた。

それでも、そんな彼女を愛しいと思った。


俺は、朝美稀が起きたら、1番に俺のことを見るように、と

床に座ったまま眠りについた。


[竜夜side.end]
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