君=花=俺∗﹡
僕が顔を背けると

男は嬉しそうな顔をして僕に言った。


「美稀、さんきゅな。」

「…別に。」

「これからよろしく。」


初めて見た竜夜の無邪気な笑顔は

僕の心に

1つの灯りをともした。
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