いけてない私の育てかた
1日目は植物園に行ってお昼を食べてから自由行動になる。
勿論私は楓と一緒に行動した。
植物園には色々な種類の植物があった。特に凄かったのはバラでできたイングリッシュガーデンだ。
「うわー、素敵。」
バラのつたで出来たアーチを通り抜けるとまるでそこは中世ヨーロッパのようだった。
レプリカのミロノヴィーナスや白い噴水、山の中腹に出来たこの庭は階段がありその両脇にも色々な種類のバラが見事に咲いていた。
中に入るとあちこちからバラのいい臭いがしてくる。
「凄いね。なんか日本じゃないみたい。」
「うん、ほら見て楓あのバラ大きいよ。」
私はまるでお姫様にでもなった気持ちではしゃいでいると少し離れた所で他のクラスの男子達が、
「おい、あそこ見ろよ。」
「えっ、どこどこ?」
「うわっ、スッゲー可愛くない?」
「本当だ。なん組だろう?」
「ちょっとお前聞いてこいよ。」
「無理無理、ハードル高過ぎだろ。」
あー、楓の事だね。本当に女の私から見ても惚れ惚れする位綺麗だもんね。
ところが楓は、
「いい調子じゃない?
やっぱり私の目に狂いは無かったわね。」
ん?なんの話しだろう?
「どうしたの楓?」
「さっき男子達が言ってた事よ。」
「あー、楓が可愛いって話ね。」
「はぁー、なにいってるのよほのか。
あれはあんたの事いってたんじゃない。」
プップー
「冗談きついよー。」
あれ!なんでそんな大きなため息ついてんの?
「あのねぇー。
ほのかはもっと自分に自信持ちなさいよ。
譲先輩とのこと忘れた訳じゃないでしょ?」
「あれは、よっぽど譲さんは趣味が悪いんだよ。」
うん、そうだ。趣味が悪いんだよ。
私が一人で納得してると、
「それなら、今度は目の使い方教えてあげるわよ。
それでいくら鈍いあんたでも分かるようになるわよ。」
自信たっぷりに楓は言うけど、一体どこからくるの?その自信。
勿論私は楓と一緒に行動した。
植物園には色々な種類の植物があった。特に凄かったのはバラでできたイングリッシュガーデンだ。
「うわー、素敵。」
バラのつたで出来たアーチを通り抜けるとまるでそこは中世ヨーロッパのようだった。
レプリカのミロノヴィーナスや白い噴水、山の中腹に出来たこの庭は階段がありその両脇にも色々な種類のバラが見事に咲いていた。
中に入るとあちこちからバラのいい臭いがしてくる。
「凄いね。なんか日本じゃないみたい。」
「うん、ほら見て楓あのバラ大きいよ。」
私はまるでお姫様にでもなった気持ちではしゃいでいると少し離れた所で他のクラスの男子達が、
「おい、あそこ見ろよ。」
「えっ、どこどこ?」
「うわっ、スッゲー可愛くない?」
「本当だ。なん組だろう?」
「ちょっとお前聞いてこいよ。」
「無理無理、ハードル高過ぎだろ。」
あー、楓の事だね。本当に女の私から見ても惚れ惚れする位綺麗だもんね。
ところが楓は、
「いい調子じゃない?
やっぱり私の目に狂いは無かったわね。」
ん?なんの話しだろう?
「どうしたの楓?」
「さっき男子達が言ってた事よ。」
「あー、楓が可愛いって話ね。」
「はぁー、なにいってるのよほのか。
あれはあんたの事いってたんじゃない。」
プップー
「冗談きついよー。」
あれ!なんでそんな大きなため息ついてんの?
「あのねぇー。
ほのかはもっと自分に自信持ちなさいよ。
譲先輩とのこと忘れた訳じゃないでしょ?」
「あれは、よっぽど譲さんは趣味が悪いんだよ。」
うん、そうだ。趣味が悪いんだよ。
私が一人で納得してると、
「それなら、今度は目の使い方教えてあげるわよ。
それでいくら鈍いあんたでも分かるようになるわよ。」
自信たっぷりに楓は言うけど、一体どこからくるの?その自信。