いけてない私の育てかた
家に帰って鏡を見るとそこには小さい頃から

「ほのかは皆より大きくて綺麗な目をしてるね。」

ってお母さんが言ってくれた目が映っていた。

「嘘つき。」

私の目は横長で色素の濃い遺伝子を受けついでしまったせいで真っ黒な瞳に真っ黒で量の多い眉毛とまつ毛につり上がった目尻。

よく知らないおばちゃんにはまるでアイラインでも書いてるみたいで羨ましいなんて言われてたけど、ただ迫力をます要因にしかなってない。


私はお母さんに嘘をついて目が悪くなったからメガネを買いに行くからとお金を貰いクロブチのなるべく目が隠れる大きめのメガネを買ってきた。

前髪は目が隠れるまで伸ばしいつも下を見てなるべく人と目を合わせないようにした。

友達もなく前を向くことも出来ない私は勉強するしかなかった。だからお陰様で成績は常にトップ。でも決してひけらかさない。私が怖くて誰も勉強を教えて欲しいって言ってくる人はいなかったからひけらかし様がなかったんだけどね。
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