いけてない私の育てかた
「この人ってもしかしてオリエンテーリングであった彼?」
「うん。そうだよ。
佐藤くんよく覚えてたね。」
「やっぱり。
彼とはよく会うの?」
「ううん、この前オリエンテーリング以来初めて会ったんだよ。」
「そうなんだ。」
ん?佐藤くんなんか嬉しそう。もしかして機嫌治ったのかな?
「彼は矢代冬馬くんっていうんだ。」
「もしかして、早乙女さんその矢代くんって人と付き合ってるとか?」
付き合う?
…… ?
えーーーーー!
「まさかそんなこと言ったら矢代くんに悪いよ。」
「だってこのプリ。それに早乙女さん大事そうにしてるからさ。」
このプリがいったいなんなんだろう?改めてプリクラを見ると、あーこれって記念だからって矢代くんと二人で撮った時のね。
ん?
良く見ると私の肩に矢代くんの手がのってる。しかも顔近っ!
私ったら興奮の余り全然気がつかなかったんだ。
急に恥ずかしくてなって思わずプリクラをポケットにしまいこむ。
「いや、これは全然そんなんじゃなくて、記念だったの。」
「何の記念?」
ですよねぇー。
「私、これが初めてのプリクラで撮りかたもデコレーションの仕方も分からなくて矢代くんが色々教えてくれて。
あっ、でも勿論2人じゃないよ。楓も一緒にいたし。たまたまこれは2人で撮っただけで……。」
あー、なに訳のわかんない言い訳してるんだろう。
「へー、他には何処か行ったの?」
ん?佐藤くんの様子が、いつもあんなに優しいのに私また余計な事言ってる?
「えっとー、カラオケに。」
「もしかして、カラオケも初めてとか?」
ピンポーン♪
私の心の中で正解音がなったきがする。
「その通りです。」
「他にはない?」
なんか完璧佐藤くん不機嫌なんですけど。
「ないです。」
「ふーん、そっか。
早乙女さん。こんど俺とどっか行かない?
勿論早乙女さんの初めての所。」
笑った顔はいつもの爽やかさなんてまったくなくて何だか後ろにどす黒いものが見えるんですけど。
「は、はい。よろしくお願いします。」
とても今の佐藤くんに断るなんて事は出来そうになかった。
「うん。そうだよ。
佐藤くんよく覚えてたね。」
「やっぱり。
彼とはよく会うの?」
「ううん、この前オリエンテーリング以来初めて会ったんだよ。」
「そうなんだ。」
ん?佐藤くんなんか嬉しそう。もしかして機嫌治ったのかな?
「彼は矢代冬馬くんっていうんだ。」
「もしかして、早乙女さんその矢代くんって人と付き合ってるとか?」
付き合う?
…… ?
えーーーーー!
「まさかそんなこと言ったら矢代くんに悪いよ。」
「だってこのプリ。それに早乙女さん大事そうにしてるからさ。」
このプリがいったいなんなんだろう?改めてプリクラを見ると、あーこれって記念だからって矢代くんと二人で撮った時のね。
ん?
良く見ると私の肩に矢代くんの手がのってる。しかも顔近っ!
私ったら興奮の余り全然気がつかなかったんだ。
急に恥ずかしくてなって思わずプリクラをポケットにしまいこむ。
「いや、これは全然そんなんじゃなくて、記念だったの。」
「何の記念?」
ですよねぇー。
「私、これが初めてのプリクラで撮りかたもデコレーションの仕方も分からなくて矢代くんが色々教えてくれて。
あっ、でも勿論2人じゃないよ。楓も一緒にいたし。たまたまこれは2人で撮っただけで……。」
あー、なに訳のわかんない言い訳してるんだろう。
「へー、他には何処か行ったの?」
ん?佐藤くんの様子が、いつもあんなに優しいのに私また余計な事言ってる?
「えっとー、カラオケに。」
「もしかして、カラオケも初めてとか?」
ピンポーン♪
私の心の中で正解音がなったきがする。
「その通りです。」
「他にはない?」
なんか完璧佐藤くん不機嫌なんですけど。
「ないです。」
「ふーん、そっか。
早乙女さん。こんど俺とどっか行かない?
勿論早乙女さんの初めての所。」
笑った顔はいつもの爽やかさなんてまったくなくて何だか後ろにどす黒いものが見えるんですけど。
「は、はい。よろしくお願いします。」
とても今の佐藤くんに断るなんて事は出来そうになかった。