お菓子な男の子
テストのあと携帯を見てみたけど、真島くんからの連絡はなかった。
それもそうだよね……
もしかしたら……そう思って放課後、一人でプラネタリウム館にきてみた。
ここなら、ここなら真島くんに会えるんじゃないか。
でも、真島くんはいなかった。もう少しだけ待ってみよう……それを繰り返しているうちに、学校はお昼で終わったはずなのに、もう夕方になっていた。
連絡先はもちろん知っている。でも、自分からはできなかった。
弱いな、私……
「帰ろう」
そう決めたときだった。
「杏奈ちゃん?」
聞き覚えのある声。
勢いよく振り向いた先には……
「部活以外でここで会うのは初めてだね」
千夜先輩がいた。
それもそうだよね……
もしかしたら……そう思って放課後、一人でプラネタリウム館にきてみた。
ここなら、ここなら真島くんに会えるんじゃないか。
でも、真島くんはいなかった。もう少しだけ待ってみよう……それを繰り返しているうちに、学校はお昼で終わったはずなのに、もう夕方になっていた。
連絡先はもちろん知っている。でも、自分からはできなかった。
弱いな、私……
「帰ろう」
そう決めたときだった。
「杏奈ちゃん?」
聞き覚えのある声。
勢いよく振り向いた先には……
「部活以外でここで会うのは初めてだね」
千夜先輩がいた。