お菓子な男の子
あわてて玄関に向かう。まさか、迎えにくるなんて……ほんとに一緒に行く気満々なんだ‼
「斗真!」
「まだそんなカッコしてんのかよ。早く準備しろ。急ぐぞ」
「急ぐぞって……」
あきれた顔で、パジャマ姿の私をせかす斗真。現在7時22分。まだ寝てる人だって、世の中にはたくさんいるような時間だ。
「なんで斗真きてんの!?」
「は?行くんだろ?プラネタリウム。行くって言ったじゃねぇか、昨日」
「そうだけど、そうだけどっ!一緒に行くなんて一言も…」
「察しろ、バカ」
「んなっ……」
察しろ?勝手に話に割り込んできたくせに理不尽な‼現地で会うなら、真島くんや千夜先輩の前でも偶然をよそおえるけど、一緒に行ったら、完全に私グルじゃん!
何を言っても私が誘ったみたいに思われちゃうじゃん!
別に真島くんたちに遠慮してるとか、悪い人に思われたくないとか、そんなんじゃなくて……
分かってるリスクなら回避したいっ‼雰囲気最悪になるの分かるもんっ‼
「あ、あのさぁ…私まだまだ時間かかるから、先に行っててくれないかなぁ?遅れるかもって連絡はリンゴにしとくし……」
どうにか時間だけはずらしたい。
「お前が遅いなんていつものことだ。待ってる」
「んあぁ~っ‼」
斗真こそ察しろっ‼
とは言っても、どうにもならないわけで……
「けっこう早かったじゃん」
「……うん」
20分後、プラネタリウム館に並んで歩いていくことになった。
「斗真!」
「まだそんなカッコしてんのかよ。早く準備しろ。急ぐぞ」
「急ぐぞって……」
あきれた顔で、パジャマ姿の私をせかす斗真。現在7時22分。まだ寝てる人だって、世の中にはたくさんいるような時間だ。
「なんで斗真きてんの!?」
「は?行くんだろ?プラネタリウム。行くって言ったじゃねぇか、昨日」
「そうだけど、そうだけどっ!一緒に行くなんて一言も…」
「察しろ、バカ」
「んなっ……」
察しろ?勝手に話に割り込んできたくせに理不尽な‼現地で会うなら、真島くんや千夜先輩の前でも偶然をよそおえるけど、一緒に行ったら、完全に私グルじゃん!
何を言っても私が誘ったみたいに思われちゃうじゃん!
別に真島くんたちに遠慮してるとか、悪い人に思われたくないとか、そんなんじゃなくて……
分かってるリスクなら回避したいっ‼雰囲気最悪になるの分かるもんっ‼
「あ、あのさぁ…私まだまだ時間かかるから、先に行っててくれないかなぁ?遅れるかもって連絡はリンゴにしとくし……」
どうにか時間だけはずらしたい。
「お前が遅いなんていつものことだ。待ってる」
「んあぁ~っ‼」
斗真こそ察しろっ‼
とは言っても、どうにもならないわけで……
「けっこう早かったじゃん」
「……うん」
20分後、プラネタリウム館に並んで歩いていくことになった。