お菓子な男の子
「ねぇ、なんでコンペイくんがいんの?部員でもないくせに」
「お前だってそうだろうがっ‼」
両者とも、ごもっともです。
「今から僕、天文部員になるから」
「へっ!?」
「じゃあ俺だって」
「ねぇ!」
「何言ってんの?君はバスケ部でしょ」
「ぐっ……か、掛け持つ…」
ちょっと待ってちょっと待って、お二人さん‼
部員が増えるのは嬉しいけど、同時に問題も増えるのは困るよ!
「運動部は掛け持ち禁止だよ。僕はまだ部活入ってないし」
「ダメだっ‼」
「コンペイくんの許可はいらないから」
「でも部長の許可は必要なんじゃないかなぁ?」
「は?」
いきなり別の声が参戦してきた。すっごく聞き覚えのある声がまた後ろから……
振り向いた真島くんが、私の後ろを見て、すごくゆがんだ顔をした。これで確信した。声の持ち主。
「千夜先輩、おはようございます…」
「おはよう、杏奈ちゃん」
朝から爽やか笑顔。争いの渦に自ら飛びこんできた人とは思えないほど。逆に怖い。
それより、どうしてこの人たちは傘と一緒に気配を消せるんだろう。
「チヨ先輩……来ないことを祈ってたのに…」
「ん?何か言ったかな、マシマリョくん?」
「年1つしか違わないのに、もう老化?耳も頭も」
「あ?」
「おい‼俺を無視してんじゃねぇよ‼‼」
あぁ~もう、どうしようっ‼‼どうして予想を裏切らないの!?
「お前だってそうだろうがっ‼」
両者とも、ごもっともです。
「今から僕、天文部員になるから」
「へっ!?」
「じゃあ俺だって」
「ねぇ!」
「何言ってんの?君はバスケ部でしょ」
「ぐっ……か、掛け持つ…」
ちょっと待ってちょっと待って、お二人さん‼
部員が増えるのは嬉しいけど、同時に問題も増えるのは困るよ!
「運動部は掛け持ち禁止だよ。僕はまだ部活入ってないし」
「ダメだっ‼」
「コンペイくんの許可はいらないから」
「でも部長の許可は必要なんじゃないかなぁ?」
「は?」
いきなり別の声が参戦してきた。すっごく聞き覚えのある声がまた後ろから……
振り向いた真島くんが、私の後ろを見て、すごくゆがんだ顔をした。これで確信した。声の持ち主。
「千夜先輩、おはようございます…」
「おはよう、杏奈ちゃん」
朝から爽やか笑顔。争いの渦に自ら飛びこんできた人とは思えないほど。逆に怖い。
それより、どうしてこの人たちは傘と一緒に気配を消せるんだろう。
「チヨ先輩……来ないことを祈ってたのに…」
「ん?何か言ったかな、マシマリョくん?」
「年1つしか違わないのに、もう老化?耳も頭も」
「あ?」
「おい‼俺を無視してんじゃねぇよ‼‼」
あぁ~もう、どうしようっ‼‼どうして予想を裏切らないの!?