お菓子な男の子
放課後、部室に行ってそのわけが明らかになった。
「アンちゃん先輩、リンゴちゃん先輩、お久しぶりです‼覚えてます?よね?」
「「あ……」」
遠山花梨ちゃん……高校1年生とは言ってたけど、まさか同じ学校だったとは。
「なんで!?」
リンゴが想像以上に驚いてる。
花梨ちゃんがムッとしながらリンゴをにらむ。
「私がいるの、そんなに不満なんですか?」
「だって、だって、“はなの”高校って言ってたから‼」
「はい?」
いやいや、意味が違うよ!高校名じゃなくて、“花の”高校生!高校生って、花みたいに美しくて一番いい時期ってことなんじゃないかな!?
「花梨ちゃん、リンゴのことは気にしないで。それより、ここにいるってことは……」
「はい!天文部に入りました!」
「そうなんだよ……新しいメンバーだから仲良くしてあげてね、先輩さんたち……」
「「「!?」」」
死にそうな声のするドアのほうを見ると、これまた死にそうな顔の部長さん、千夜煌先輩が。
いつものスマイルが情けないものになってる。
「なんでこんなに……」
「俺が説明しよう」
千夜先輩を支えていた久喜会長がひょっこり顔を出した。
少し笑顔で。
「アンちゃん先輩、リンゴちゃん先輩、お久しぶりです‼覚えてます?よね?」
「「あ……」」
遠山花梨ちゃん……高校1年生とは言ってたけど、まさか同じ学校だったとは。
「なんで!?」
リンゴが想像以上に驚いてる。
花梨ちゃんがムッとしながらリンゴをにらむ。
「私がいるの、そんなに不満なんですか?」
「だって、だって、“はなの”高校って言ってたから‼」
「はい?」
いやいや、意味が違うよ!高校名じゃなくて、“花の”高校生!高校生って、花みたいに美しくて一番いい時期ってことなんじゃないかな!?
「花梨ちゃん、リンゴのことは気にしないで。それより、ここにいるってことは……」
「はい!天文部に入りました!」
「そうなんだよ……新しいメンバーだから仲良くしてあげてね、先輩さんたち……」
「「「!?」」」
死にそうな声のするドアのほうを見ると、これまた死にそうな顔の部長さん、千夜煌先輩が。
いつものスマイルが情けないものになってる。
「なんでこんなに……」
「俺が説明しよう」
千夜先輩を支えていた久喜会長がひょっこり顔を出した。
少し笑顔で。