お菓子な男の子
特に活動のない天文部は、再び集まりがなくなった。
「遅ぇよ」
「だから待ってなくていいって」
登校も、変わらず斗真と一緒で、
「おはよ、杏奈ちゃん」
「来んな」
「君には言ってないよ、コンペイくん」
駅に着くと真島くんが現れ、ちょっかいを出してくるのも変わらない。
変わったことといえば……
「花梨っ、あんま引っ張んなって!間に合う、間に合うから‼」
「朝から元気だな、遠山は」
「うん‼だって楽しいんだもん‼」
千夜先輩が花梨ちゃんに振り回されて、いつもの余裕がなくなってること。
最初のころは女の子たちが花梨ちゃんを呼び出したりなんだりしてギャーギャー言ってたけど、あまりの打たれ強さに、そんなことをする人もいなくなったらしい。
「女ひとりに振り回されて、いい気味だな、千夜煌」
「ホントホント。チヨ先輩がやっとおとなしくなって良かったよ」
こういうことでは意見の合う2人。
「あとは……」
「もう……」
「「お前だけだ」」
やっぱり意見の合う2人。
「はぁ……」
総合して、いつもと同じ登校時間だ。
「遅ぇよ」
「だから待ってなくていいって」
登校も、変わらず斗真と一緒で、
「おはよ、杏奈ちゃん」
「来んな」
「君には言ってないよ、コンペイくん」
駅に着くと真島くんが現れ、ちょっかいを出してくるのも変わらない。
変わったことといえば……
「花梨っ、あんま引っ張んなって!間に合う、間に合うから‼」
「朝から元気だな、遠山は」
「うん‼だって楽しいんだもん‼」
千夜先輩が花梨ちゃんに振り回されて、いつもの余裕がなくなってること。
最初のころは女の子たちが花梨ちゃんを呼び出したりなんだりしてギャーギャー言ってたけど、あまりの打たれ強さに、そんなことをする人もいなくなったらしい。
「女ひとりに振り回されて、いい気味だな、千夜煌」
「ホントホント。チヨ先輩がやっとおとなしくなって良かったよ」
こういうことでは意見の合う2人。
「あとは……」
「もう……」
「「お前だけだ」」
やっぱり意見の合う2人。
「はぁ……」
総合して、いつもと同じ登校時間だ。