お菓子な男の子
「僕もチヨ先輩が来なくなって悩み事がひとつなくなった感じ。あとはコンペイくんが離れてくれれば完璧なんだけどなぁ」
「お前が杏奈から離れろよ」
「ん?なんでそこで杏奈ちゃんが出てくるの?」
「あ?」
真島くんと斗真の間の空気が、だんだんあやしくなっていく。
私の名前出てるけど巻き込まれたら面倒そうだし、とりあえず無視無視。
「僕から、コンペイくんが離れてくれればって話だったんだけど……」
「……」
「もしかしてコンペイくん、大好きな杏奈ちゃんに近づくなってこと?」
「ちがっ……」
「少しでも近づく男に嫉妬して動揺して、余裕なくなるほど杏奈ちゃんのこと好……」
「んなわけねぇだろっ‼」
なんの話してるか知らないけど、斗真が叫んだ。
リンゴと勉強会の話してるのにうるさいなぁ。
「違うんだ。じゃあ僕が杏奈ちゃんのそばにいても問題ないよね」
「ある‼」
「なんで?やっぱり好きなの?」
「す……す…」
「まぁ金平が杏奈を好きだろうと俺には関係ねぇけど。杏奈は俺のものにすっから」
「真島、いつもとしゃべり方変わってんだけど……」
土日もボランティアでほとんどつぶれちゃうし、今日はリンゴの家に泊まって勉強会する予定。親にももちろん許可とってるし、駅に着いたらリンゴと同じ方向に……
「というわけで行こっか、杏奈ちゃん!」
「なっ……」
「えっ?」
ここで私も、真島くんと斗真の会話に参戦……ってここからじゃ状況がさっぱりわからない‼‼
なんか真島くんに肩組まれてるし……なんで?
「お前が杏奈から離れろよ」
「ん?なんでそこで杏奈ちゃんが出てくるの?」
「あ?」
真島くんと斗真の間の空気が、だんだんあやしくなっていく。
私の名前出てるけど巻き込まれたら面倒そうだし、とりあえず無視無視。
「僕から、コンペイくんが離れてくれればって話だったんだけど……」
「……」
「もしかしてコンペイくん、大好きな杏奈ちゃんに近づくなってこと?」
「ちがっ……」
「少しでも近づく男に嫉妬して動揺して、余裕なくなるほど杏奈ちゃんのこと好……」
「んなわけねぇだろっ‼」
なんの話してるか知らないけど、斗真が叫んだ。
リンゴと勉強会の話してるのにうるさいなぁ。
「違うんだ。じゃあ僕が杏奈ちゃんのそばにいても問題ないよね」
「ある‼」
「なんで?やっぱり好きなの?」
「す……す…」
「まぁ金平が杏奈を好きだろうと俺には関係ねぇけど。杏奈は俺のものにすっから」
「真島、いつもとしゃべり方変わってんだけど……」
土日もボランティアでほとんどつぶれちゃうし、今日はリンゴの家に泊まって勉強会する予定。親にももちろん許可とってるし、駅に着いたらリンゴと同じ方向に……
「というわけで行こっか、杏奈ちゃん!」
「なっ……」
「えっ?」
ここで私も、真島くんと斗真の会話に参戦……ってここからじゃ状況がさっぱりわからない‼‼
なんか真島くんに肩組まれてるし……なんで?