お菓子な男の子
だいたい1時間半くらいたって、時計は10時を少し回っていた。
「ポスターかんせ~いっ‼」
「おつかれ、杏奈ちゃん」
「真島くんもおつかれさま。千夜先輩もありがとうございました」
「これくらい、いつでも頼ってね。杏奈ちゃん」
「ありがとうございます」
たった1日で終わっちゃうなんて。ほんとに良かった。
帰り道の喧嘩のときはリンゴと2人で勉強会をしたほうが……って思ってたけど、現状のほうが正解の答えだった。
ポスターは完成して、リンゴは勉強に集中している。これも帰り道の喧嘩のおかげかな?
「そっちは一段落したみたいだな。じゃあ勉強組も休憩にしよう。チヨ、風呂を借りるぞ」
「えっ、風呂?一臣、泊まってくの?」
「言っただろう。今日は父様も母様もいないんだ」
「それが?」
「そんな家に一人でいろと?チヨはそんな冷たい人間ではないはずだ。それに今日は宿泊会だろ?問題はない」
久喜会長の言葉にハッとした。
宿泊会?そういえばリンゴの家に泊まるつもりで準備はしてたけど、このあとどうすればいいんだろう?いや、もちろん帰るよね。第一、リンゴも真島くんも斗真も、泊まる用意はしていないし。それに千夜先輩だって困るだろうし…
「俺、勉強会やるから来てくれとしか一臣には言ってなかったつもりなんだけど……どう聞き間違えたら食事会と宿泊会になるんだか……でもま、いっか!今日は宿泊会ってことで全員泊まってって」
まさかの展開。でも着替えとか、部屋とか……
「来客用に用意してあるタオルと着替えがあるから使って。部屋は来客用もあるけど……男は俺の、女の子は姉さんの部屋で。今、秋田さんに整えてもらうから」
ホテル並みのサービス……
「さすがチヨだ。いやぁ、大人数で泊まるなんて楽しいな‼」
わくわくしている久喜会長をみたら、なおいっそう断れない……
「ポスターかんせ~いっ‼」
「おつかれ、杏奈ちゃん」
「真島くんもおつかれさま。千夜先輩もありがとうございました」
「これくらい、いつでも頼ってね。杏奈ちゃん」
「ありがとうございます」
たった1日で終わっちゃうなんて。ほんとに良かった。
帰り道の喧嘩のときはリンゴと2人で勉強会をしたほうが……って思ってたけど、現状のほうが正解の答えだった。
ポスターは完成して、リンゴは勉強に集中している。これも帰り道の喧嘩のおかげかな?
「そっちは一段落したみたいだな。じゃあ勉強組も休憩にしよう。チヨ、風呂を借りるぞ」
「えっ、風呂?一臣、泊まってくの?」
「言っただろう。今日は父様も母様もいないんだ」
「それが?」
「そんな家に一人でいろと?チヨはそんな冷たい人間ではないはずだ。それに今日は宿泊会だろ?問題はない」
久喜会長の言葉にハッとした。
宿泊会?そういえばリンゴの家に泊まるつもりで準備はしてたけど、このあとどうすればいいんだろう?いや、もちろん帰るよね。第一、リンゴも真島くんも斗真も、泊まる用意はしていないし。それに千夜先輩だって困るだろうし…
「俺、勉強会やるから来てくれとしか一臣には言ってなかったつもりなんだけど……どう聞き間違えたら食事会と宿泊会になるんだか……でもま、いっか!今日は宿泊会ってことで全員泊まってって」
まさかの展開。でも着替えとか、部屋とか……
「来客用に用意してあるタオルと着替えがあるから使って。部屋は来客用もあるけど……男は俺の、女の子は姉さんの部屋で。今、秋田さんに整えてもらうから」
ホテル並みのサービス……
「さすがチヨだ。いやぁ、大人数で泊まるなんて楽しいな‼」
わくわくしている久喜会長をみたら、なおいっそう断れない……