メガネ殿とお嫁さま
「…、なんで要くんが
僕の部屋にいるの。」
僕は、
僕のベッドで寝転んで、
ゲームをする要くんに言った。
「あいつのとこ、行かさないため。
悶々するなら、繁華街でも行く?」
要くんは、
こっちを見ないで言った。
「一応、修学旅行だよ?
修学旅行に繁華街行くやつがあるか!」
僕は、要くんの足を引っ張った。
「俺、あいつだけは嫌だな。
理太ちゃん。
遊びならいいよ。
でも、本気はダメだ。」
要くんがぼそりと言った。
「要くんまで言わないでよ。
ちゃんと分かってるよ。
し、心配してくれてんの?」
僕は頭を掻いた。
要くんが、ふっと笑う。
「何だよ。
恋バナでもしたいの?」
なんて要くんは笑った。