メガネ殿とお嫁さま


「さすが理太さまです!
一言でみなさまを圧倒されました!」

桜子さんが手を叩いた。


え、そうなの?

君のアクションのせいじゃないの?


「き…君でしょ。
なんであんなことしたの。」

僕は、スマホを返してもらった。


「私は、この

で、でいと?の邪魔を
されたくなかっただけです。」

彼女は頬を膨らませて言った。


「…。」


か、可愛い。


「嫉妬の念が止みませんので、
眼鏡をしてください。」


彼女は、後ろを向いた。



「?…ま、そうだね。」

僕は、あわてて眼鏡を取り出した。
これで、
笑われなくて済む。


嫉妬?



僕が後ろからひょいっと
彼女をのぞくと、
彼女は顔を真っ赤に染めていた。


僕は、なんだか、
もっとそんな顔を見たくて、


「それにしても、
写真の才能ないね。」


と意地悪を言った。


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