メガネ殿とお嫁さま


僕らは、
それから、
夜間営業をしている
遊園地に行った。

彼女は、どれもこれも
初めて見るものばかりなようで、
目をキラキラさせた。

「夢みたいな場所です。」

本当に、
キラキラしてたんだ。

電飾なんか目に入らない。

君があんまり綺麗で…
僕は、この光景を
一生忘れまいと、
瞬きさえ惜しいと思った。






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