メガネ殿とお嫁さま
「おはようございます!」
彼女の笑顔を見るためである。
「おはよう。
僕の可愛い奥さん。」
僕は、彼女に笑顔で返す。
それから、
彼女にとびきりのキスをする。
世の中は変わっていく。
今の時代は、
女は家で働くのが
当たり前ではない。
だけど、それは前の時代が
求めたことだ。
誰かがいった。
芸術とは、
前の時代に対する反骨心だと。
だけど、本当にそうなのかな。
今、出来ることを精一杯することが、
次の時代を作るってことじゃないかな。
もし、僕たちが、
何も考えず、
前の時代の人が残した形だけを
見ていたら、
どうなるだろう。