メガネ殿とお嫁さま



「んっ。」

艶かしい甘い声が響いて、
頭が覚醒した。

目の前には、
桜子さんのうなじが見えた。

息を漏らさぬよう、
必死で口を押さえている。


「え?」


何が起こってる?


この柔らかいもの何?



「…。」



「…っ。」



「…う、

うわああああ!!!」


僕は、後ろにおののいた。


どうやら、
後ろから僕は桜子さんに
抱きつき、
彼女の身体を
触っていたようだった。




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