メガネ殿とお嫁さま

シャワーの音が聞こえ、
安心する。

「…参ったな。」

とりあえずテレビをつける。

…。


駄目だ。
全然気が紛れない。



僕は、備え付けのキッチンに行き、
水を飲んだ。


軽く朝ごはん?昼ごはん?
を用意し始めた。

フルーツがあったから、
それを甘いジュースで煮詰めたのだ。

クラッカーが
あったので、
それをつけて食べればいい。


僕は、それらを
カウンターに置いた。


その時だった。

ポーン。


呼び鈴がなったので、
慌てて、向かい、
扉を開けた。

「Good morning♡」

そこには、
高校生とは思えない、
ぱっつんぱっつんの
ドレスを着、
毛皮を羽織った
翠さんが立っていた。





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