不順な恋の始め方
「え………っ………」
譲がポケットから取り出し、手のひらにのせている物
それは、ダイヤがキラキラと上品な輝きをもたらしている指輪……所謂、結婚指輪。
全くの予想外な展開に、私はどうすればいいかと何度も考えた。
考えて、考えて、考えて。
考え尽くした結果、何も答えなんて出なくって。
私は
「私も……罰ゲームの、使います。
私のことを、幸せにしてください。貴方に、幸せにして欲しいです。」
ここで、譲と生涯一緒になることを心に誓った───────