no life no color
闇へ踏み込む
そしてリキさんが進む闇の方へ、前のことに比べたら全然怖くなんかなかった
数分たつともう倉庫まで来ていた。
「たっだいま~みんな、元気してた?」
「リキさんうーっす。てか後ろの女誰っすか」
帰ろうと思っていたのに扉から覗いていたら幼い男の子と目が合ってしまった。
「女~?俺は女好きだけど女が来るところじゃないね」
敵意むき出しの声と目。
「ごめんなさい気になって」
「誰に言われたの?まぁ~わかるんだけどね~」
リキさんは知っている私がギャルに都合よくつかわれていることも、だが助けてくれたことはない
この前下駄箱にゴミを入れたいた最中見られたことがある。
しかし陽気なカレは表情変えることなく私の横を通り過ぎたのだ
それも死んでいる目で私の行為に引いたのかもしれない。
ギャルといるときとは目が違っていた。
ギャルのいるときとは...
「ユノちゃん自分の意思持ってる~?」
こんな陽気に話すのだ
リキさんの本当の姿ではないと思う。