no life no color


54階にのぼるのは嫌味にも早くついた



コンマ1秒に思えた。



扉を開けた瞬間。



気持ち悪いほど笑っていたおじさんが佇んでいた。




「嗚呼、君が会社のお金を盗んだ女の子だね?」



会社?お金?盗んだ?



重要なワードを脳に埋め込む。




ギャルは一体何をしたのか見当もつかない


「よくいるんだよね、うちの会社おつかいだからさ」



「そのお金から盗んじゃう子、んで終いには体で支払う制度。こっちも危ないことしてんのにさそのお金盗まれたらこっちも被害が出るんだからさー」



このおじさんが何を言ってるのかわからない



でもわかることはギャルが不味いことをしたということ。



「でもおかしいね~」





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