no life no color
「君みたいな化粧薄い子じゃなくて、品の悪いギャルみたいな子としたの奴らには聞いたけど」
「聞き間違いですよ」
もうこの際詳細はなんでもいい。
ギャルが不味いことをしたのは間違いないのだから。
「さぁ、どうぞ、食べてください」
もっといい言葉が思いつかなかったのか、もっとこう許してくださいとか、そういうあがきの言葉を。
でも私はそんな言葉が出てこなかった。
「いや、このホテルは来るかどうか試したもの、来なかったら探そうと思ってね」
本当はパソコンが何台も置いてある、あらゆる手段で探そうとしていたのだろう。
「じゃあ、行こうか」
痛いくらい右手をつかまれて、ホテルを出た。
どっかの裏で汚いコンクリートの下で初めては終わるのだろう。
「職務質問よろしいですか」