no life no color




「君みたいな化粧薄い子じゃなくて、品の悪いギャルみたいな子としたの奴らには聞いたけど」



「聞き間違いですよ」



もうこの際詳細はなんでもいい。




ギャルが不味いことをしたのは間違いないのだから。



「さぁ、どうぞ、食べてください」


もっといい言葉が思いつかなかったのか、もっとこう許してくださいとか、そういうあがきの言葉を。




でも私はそんな言葉が出てこなかった。




「いや、このホテルは来るかどうか試したもの、来なかったら探そうと思ってね」




本当はパソコンが何台も置いてある、あらゆる手段で探そうとしていたのだろう。




「じゃあ、行こうか」




痛いくらい右手をつかまれて、ホテルを出た。


どっかの裏で汚いコンクリートの下で初めては終わるのだろう。




「職務質問よろしいですか」



< 7 / 30 >

この作品をシェア

pagetop