幼馴染の距離
いつの間にか、このモヤモヤが晴れないまま、放課後になっていた。
「ねえねえ。美味しいクレープ屋さんが新しく出来たんだけど、帰りに寄っていかない?」
と結月に聞かれた。
「ごめん。私は無理だ〜。」
「私も今日塾だ!ごめんね。」
ねねと、ゆりあは無理みたい。
「そっかあ。残念。あ、美星は?」
「私は何もないから大丈夫だよ!」
「やったあ!なら、行こうよ!」
「ずる〜い!感想聞かせてね〜ん。」
「うん!」
特に断る理由もなく、OKしてしまった。
これで、二人きりになるチャンスが出来たし、結月に言おう。