さよならだね。




「優華〜どうしよ〜。あたしのせいだよね?」


「別にそこまでとは、、
まあ、でも我慢してくれてるってことは、立花さんがゆらのこと大事にしようとしてくれてるってことじゃん?」


優華のその言葉を聞くと、より申し訳ない気分になってくる。




「あたしはどうすればいいの?」


「受け入れんのよ。もし次そんな雰囲気になったら、そんときはゆらが、いいよって言ってあげればいいんじゃない?
まあ、いまはその心の準備をしとくことね。」


「ううっ、できるかな?」


「できるできないじゃない!するのよ!」


「はい。」



そのまましばらく優華と話して、あたしは準備に取りかかる。





とにかく!


うだうだ考えてもしょうがないし、、

せっかくのデートなんだから、いつもより可愛くなれるように頑張らなきゃ!



いつもより念入りにメイクして、

いつもより念入りに髪を巻いて、

いつもより念入りにコーデを考えて、


愁くんにかわいいって思ってもらえるように、あたしはいまできる最大限の努力をしよう!




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