さよならだね。




「うち冷蔵庫なんもないから、スーパーで材料買って行こう?」


「あっ、うん!」




そうだった、、。


この後は愁くんのリクエストで、あたしが手料理をふるまうんだった。


もちろん、、

愁くんの部屋で、、。



愁くん一人暮らしだし、、

あたし男の人の部屋なんて初めてだし、、


、、急に緊張してきた。





「、、ら?ゆら?聞いてる?」


「えっ、あっ、ごめん。なに?」



あたしは愁くんの声にあわてて返事をした。




「なに作ってくれるの?料理。」


「なんでも頑張るよ!愁くんは何が食べたい?」


あたしがそう聞くと、愁くんはしばらく考えたあと、


「やっぱハンバーグだな。」


って。


いつもは大人で頼りがいあってかっこいいのに、たまにこんな風にかわいいとこ出してくる。



ハンバーグって言って、にこにこ笑う愁くんはまるで子どもみたい。


かわいいな〜〜もう。




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