さよならだね。




「そう?」


愁くんは、このくらい普通だよって感じの反応。



「キッチンこっち。」


「あ、うん。」


愁くんのあとを追ってキッチンに入る。



「よし!じゃあ急いで作るから、愁くんはリビングでゆっくりしてて?」


「いや、俺も手伝うよ。」


「えっ、いいよ〜ゆっくりしてて。」



あたし近くで見られてると緊張しちゃうし。

包丁とかも、そんなに上手じゃないから。




「やだ。手伝う。」


ええ〜!また出た!
子どもみたいな愁くん!

このかわいい愁くんだと、あたし断れないよ〜。



「ん〜、じゃあとりあえず愁くんはお米といで?」


「わかった。」



愁くんはどこか嬉しそうな顔をして、袖をめくってお米をとぎ始めた。


あたしはその様子を見ながら、となりで具材を切り始める。



なんか、、


こうして2人で並んで料理するのも楽しいな〜。




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