さよならだね。



俺が泊まっていってほしいと頼むと、ゆらをずいぶん困らせてしまった。

でも、ゆらは泊まっていくと言ってくれた。



ゆらの手を引きソファーに座る、泊まることになって落ち着かないのか、一人でコロコロ表情を変えながら考え込むゆら。


そんなゆらが可愛くてキスをすると、ゆらはいつものように真っ赤になる。


俺はもう一度、今度は少し長くキスをする。




唇を離すと、

「愁くんばっかりずるい。いつもあたしだけドキドキして、、」

と言いながら、俺のことを可愛く睨んだ。


全然怖くないんだけど、、

いやてか、、

やべーよ、その顔、、




気づくと俺は、キスをしながら、ゆらをソファーに押し倒していた。


だめだ、、!

止まれ!俺!


どうにか保った理性で、俺はゆらから離れる。



ごめん、と俺はゆらに謝って、少しゆらと距離を開けて座り、ふぅっと深呼吸をする。



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