さよならだね。
「うん。その予定だよ。」
あたしが答えると、
「いいないいな〜!彼氏と夏祭りかぁ〜。そうだ!ゆらは浴衣着るの〜?」
美奈がうらやましそうに聞いてくる。
「あっ、浴衣のこと考えてなかった。」
、、すっかり忘れてた!
浴衣、どこにしまってあるっけ。
あたしのお気に入りのピンクの浴衣。
絶対あれを着て行きたいのに、、。
「ゆら、、あんたねぇ、、」
もはやお約束の優華の呆れ顔。
「うう、急いで探すから。」
本当にやばいよ〜〜!
夏祭り明後日なのに!
早く見つけ出しておかなきゃ!
「本当ゆらは危なっかしいんだから〜!」
天然の美奈にまで、こう言われる始末。
今日の夜お母さんと探そう。
見つけたら、しわとかないか確認して、、。
あたしはそう決めたのだった。