さよならだね。



「、、待っ、て!」


やっと愁くんが一度動きを止める。



「なに?もう待てないんだけど。」


男の人だけど、愁くんの目が色っぽすぎるよ。




「だ、だって、、明るいから恥ずかしい。」


あたしがそう言うと、愁くんはあたしを抱き上げ、月明かりがあるだけの暗い寝室に連れて行く。


ベットにそっとあたしを降ろす。




「もう待ったなし。」


「う、うん。」


それから愁くんは、いっぱいいっぱい愛してくれた。






そのあとしばらく、愁くんに抱きしめられる形でベットに横になっていた。


「愁くん?」


「ん?」


「プラネタリウム見たいな。」


「いいよ。」


愁くんはベットから出ると、近くの棚の上に置いてある小さな丸い機会を持ってきて、ベットサイドのテーブルに置き、電源を入れる。


すぐにベットに入って、またあたしを抱きしめる。



< 189 / 444 >

この作品をシェア

pagetop