さよならだね。
優華が美奈の病室のドアをノックすると、はーいっていう美奈の声が聞こえる。
ドアを開けると、美奈が赤ちゃんを抱っこしてベットに座っていた。
「えっ!ゆら?優華?なんでいるの?」
美奈は驚いて、目を見開いた。
「来ちゃった!それに、あたし達だけじゃないんだ〜!」
そう言って優華が廊下にいる2人に手招きすると、愁くんと原口さんが、少し緊張気味に入ってきた。
ふふふ、、
ちょっと固くなってる愁くんかわいい、、
「えぇ〜!原口さんに立花さんも?びっくり!」
美奈はますます目を見開く。
「愁くんが会いに行こうって言ってくれてね?そしたら駐車場で、優華と原口さんにバッタリ会っちゃって。」
「そうそう。あたしと海斗も同じような感じで来ちゃったんだよね。」
「も〜、2人とも!今日は彼氏とゆっくり過ごしてって言ったのに〜!原口さんと立花さんも、わざわざすいません。」
美奈がぺこっと頭を下げると、男性陣2人は、いやいや全然、って言って首をふった。
2人の動きがそろってて、それがなんだかおもしろかった。