さよならだね。
「唇まできれい、、」
独り言が出てしまうくらい、整いまくった顔。
愁くんって、クールな印象の顔なんだよね。
でも、、
笑うと全体的にふにゃってなってかわいいし、
口角を上げたいたずらっ子みたいな顔はかっこいいし、
すねたときの頬を膨らました顔は愛おしいし、
寂しそうな悲しそうな顔は母性本能くすぐられちゃうし、
真剣な顔されるとドキドキするし、
微笑まれると心が温かくなるし、
本当はクールじゃないというか、いろんな表情を見せてくれる。
そんな愁くんを、独り占めしたいと思っちゃうこともある。
あ、この顔は他の人に見られたくないな〜みたいな感じ。
「愁くん、大好きだよ。早く良くなってね。」
眠っている愁くんに話しかけ、そして、愁くんの頬にそっとキスをした。
「なんでそこでほっぺたなんだよ。普通に考えて口にするだろ。」
いきなり目を開けて、ペラペラとしゃべる愁くん。
「えっ!愁くん、起きてたの?」
「うん。」
「寝たフリしてたの?」
「うん。」
そんなぁ〜〜〜!!
じゃあ、もしかして聞かれてた?
あたしの独り言。
「うん。俺もゆら大好き。」
やっぱり聞いてた〜〜〜!!
もう、、恥ずかしいよ〜〜〜!!