さよならだね。




「ゆらちゃん。あとで事情聴取だからね。」




優華はそう言って、少し不気味に笑った。






あたしたちが戻ると、その場はお開きとなり、みんなでお店の外に出た。




このまま二次会行っちゃおう、という話が出ていて、男性陣の幹事っぽい人が店を探している。






「ゆらは?二次会行く?」



優華がそっと聞いてくる。




「ううん。あたしはもう疲れたし、帰りたいかな。」



「だと思った。じゃあ2人で一緒に失礼しよ。」





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