さよならだね。
えっ、、、?
愁、、くん、、?
「なに言ってんだよ〜!ふざけんなよ愁〜!」
原口さんは笑ってるけど、愁くんは訳がわからないというようなきょとん顏。
「悪い。海斗の知り合いか?」
その愁くんの一言で、あたしも優華も、そして笑っていた原口さんも、言葉が出ない。
愁くんが、あたしと優華を見て続ける。
「ごめんね?海斗の友達?あ、どっちかが海斗の彼女かな?」
う、うそでしょ、、?
愁くん?何言ってるの、、?
「愁、、お前、、わからないのか?」
「ああ、悪い。」
「優華はともかく、、お前、ゆらちゃんもわからないのか?」
「本当に悪い。どっちがゆらちゃん?」
愁くん、愁くん嘘だって言って、、?
ありえないよ、、こんなの、、
あたしのこと、わからないの?
忘れちゃったの、、?
「ゆらちゃんだろ!本当に、本当にわかんねえのかよ、、」
原口さんは、あたしの腕を掴んで愁くんのそばに引き寄せた。
愁くんと目が合う。
あたしは怖くて仕方なかった。