さよならだね。



愁くんとの未来を信じてた。



何気ない一言が嬉しかった。



一つ一つ、真に受けてたあたしは子ども?





あたしが見た夢の話をしたとき、愁くんは言ったよね、、


「それが、俺とゆらの未来だといいな。」



あたしに指輪くれたとき、少し恥ずかしそうに言ってくれた、、


「俺は今すぐにでもはめたいけど、薬指は、ゆらが大学卒業するまでおあずけな。」



京都に旅行に行った帰り、微笑んで言ってたよね、、


「また、一緒に来ような。」




全部、全部、覚えてる。



愁くんが言った、あたしたちの未来の話。




でも、、なに一つ、、


叶うことはないんだよね。




愁くんが描いてくれた未来、、


そのとき、隣にいるのは香織さんなのかな?


それとも、、また別の人?



あたしではなかったんだよね、、。





愁くん、、本当に、さよならだね。



いままでくれた、たくさんの幸せを胸に、、


あたしは一人で歩いていくよ。



いつか、、

あたしも次の恋をして、愁くんのことを過去の思い出にできたら、そのときは、思い出話をしながら笑いあえる?


そんな日がくる?



その日まで、、さよなら。


あたしの大好きな人。


あたしの愛した人。



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