さよならだね。



でもね、美奈が思ったんだって。



赤ちゃんを初めて腕に抱いたとき、、



この子が、幸せでいてくれればそれでいいって。


この子が、たくさんの幸せに包まれますようにって。





だから、幸ってつけたんだ。



ストレートに、まっすぐに、、


美奈の思いが、愛が、つまってる名前なんだ。




あたしも優華も、その名前に大賛成。



感動したんだ。


そう言った、美奈の目が輝いていて。






「ちょっと見ない間に、大きくなったね〜!重くなってる〜!」


「え〜、優華ずるい〜!あたしも抱っこしたい〜、変わってよ〜!」



久々に会う幸ちゃんは、本当にこの前より大きくなっていて、


赤ちゃんの成長って、こんなに早いんだね〜って優華と感動しまくり。




「女の子なのに大食いになるかも!すっごいおっぱい飲むんだよ〜!」



そう言う美奈の顔は、すごく幸せそうで、、



「美奈、幸せそうだね。」



優華も、あたしと同じように感じていたみたいで、うんうんってうなづいた。




「幸せだよ。子どもができるって。」



美奈の笑顔がまぶしかった。



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