さよならだね。
「よく言うけどさ、本当に、あたしが守ってあげなきゃって思うの。幸のためなら、どんなに辛いことも苦しいこともできちゃう。それさえも幸せだって思えるの。」
すごいなぁ、、
あたしたち3人の中でも、美奈が一番おっちょこちょいで、天然でふわふわしてるイメージで、、
なのに、いまはこんなにしっかりしてる。
芯が強い女性になってる。
子どもができると女は強くなるって、こういうことなんだろうな。
守るものができるって、こんなに人を強くするんだ。
「あたしも子ども欲しいな。」
「原口さんと?」
ぼそっとつぶやいた優華を、美奈がすかさずからかう。
「そりゃ海斗との子どもがいいけど、どうなんだろ、まだわかんない。でも、やっぱり子どもが欲しいから、いつかは誰かとって漠然と思うな〜。」
「やっぱ女の人は、子ども産むのが一番の幸せって感じだよね〜。」
優華と美奈の言葉にうなづく。
やっぱり、女の子は、結婚して子どもを産むことを夢見てる。
幸せな家庭を築くこと。
あたしもそれは、昔からの夢だった。