さよならだね。
愁くん、、
あなたは、今どこで何をしていますか?
毎日、、幸せですか?
あれから、一度も会っていない。
連絡も、取ることさえない。
愁くんは、もうあたしのこと、忘れてしまったんだろうか。
そんな不安がよぎるほど、愁くんを全く近くに感じない日々が数ヶ月。
あたしは、毎日毎日待っている。
愁くんからの連絡を。
愁くんが、あたしを迎えに来てくれるのを。
愁くんが、ゆらって呼んでくれるのを。
ずっと、ずっと待ってるんだよ。
「あ〜あ、二人とも本当に社会人になっちゃうんだね〜。大人になるんだね〜。忙しくなるんだろうな〜。」
「うん。あたしは、来年の1月からは、土日にインターンに行かなきゃいけないしね。入社してからも、しばらくは忙しそうだし。ゆらは?」
「あたしも1月からは、土日はインターンになりそう。卒論もまだまだこれからだし、結構忙しいかも。」
内定が決まっても、浮かれて遊んではいられないんだ。
入社前に、数ヶ月間のインターンに行って、会社での仕事にある程度慣れなきゃいけないし。
その前に、会社のこと、会社で必要な知識、もっともっと勉強しとかなきゃいけないし。
卒論がまだまだ完成してなくて、頑張って書かなきゃ卒業できないし。
ゆっくりする暇なんてないんだ。
でも、あたしにはそっちの方が、ありがたかったりもするんだけどね。
忙しくしてる方が、本当に楽だから。
くよくよ泣いてるより、ずっと楽。