さよならだね。
授業の終了を知らせるチャイムとともに、昼休みを迎えた腹ぺこの学生たちが動き出す。
「ゆら、今日はベーカリーにしよ?学食よりベーカリーの気分。」
「うん。あたしもパンの気分だった。」
優華と一緒にベーカリーに昼食を取りに行く。
あたしはお気に入りのベーグルとサンドイッチと、それからミルクティーを手に、優華が先にとっておいてくれた席に向かう。
「さっ、食べよ!お腹空いてた〜。」
優華はそう言って、パクパクと食べ始めた。