さよならだね。
愁くんは、大丈夫なのかな?
とにかく、愁くんが帰ってくるまで、頑張って片付けてみよう。
こんなの、見てられないし。
あたしはせっせと片付けを始めた。
ゴミを分別してまとめて、脱ぎっぱなしの服を洗濯機に入れ、掃除機をかけ、
バタバタと動いていたら、時間が過ぎるのを忘れていた。
ある程度片付け終わったとき、ガチャっと、玄関が開く音がした。
「ん?この靴、、」
久しぶりに聞こえた愁くんの声。
玄関にあるあたしの靴に、気づいたみたい。
ドタバタと慌てる足音が聞こえ、勢いよくドアが開いた。
「ゆ、、ら、?」
あたしを見て、目を見開いて驚く愁くん。
「愁くん、ごめんね?勝手に入っちゃって。」
あたしがそう言うと、愁くんがかけよってきて、勢いよく愁くんに抱きしめられた。
愁くんの背中に手を回す。
やっぱり、、
愁くん、痩せてる、、。