さよならだね。



「ゆら。俺はもう二度と、ゆらを悲しませることはしない。絶対に。」


「うん。」


「だから、こんな俺だけど、ずっとそばにいてくれる?」


「もちろんだよ。」





愁くんからの、優しいキス。



誓いのキスだね。



もう二度と、お互い離れないように。




いつも、あたしたちをそっと、見守ってくれている星空の下で。



あたしたちは、何度も何度もキスをした。





「ゆら、愛してる。」


「あたしも、愛してる。」




お互いの愛を伝え合い、


お互いが誓い合う。




「もう苦しいよ。」


「ダメ。まだ足りない。」



どれくらいの時間キスしてるかわからない。


でも、いつまでたっても、愁くんは全然離してくれない。





一筋の涙が流れた。



幸せな、嬉し涙。



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