さよならだね。
ああ、、眠いよ、、。
説明会は、あたしと同じく来年の4月に入社する新入社員が50人以上集まり、1月からのインターンに向けて、担当者がひたすら話をしていた。
あたしはずっと睡魔と戦いながら、どうにか無事に、長かった説明会を終えた。
担当部署も発表され、あたしはなんと、あの高校のときから大好きだったブランドに配属されることになった。
あのブランドでお仕事できるなんて、本当に夢みたい!
すごく嬉しくて、それと同時に、身が引き締まる思いだった。
期待と不安が半分半分。
でも、精一杯頑張りたい!!
早く愁くんのとこ行って、このこと報告しよう。
あたしは軽い足取りで、愁くんの病院へと向かった。
「愁く〜ん。」
勢いよく開けた、愁くんの病室のドア。
でも、そこには、眠っているはずの愁くんの姿はなかった。