さよならだね。



うそ、、。



愁くんが、、


愁くんの目が、、覚めたの、、?




「はい。確か、お見舞いに来られていたお友達が、そのまま連れて帰られましたよ。」


「そう、ですか、、。あ、ありがとうございました。」



あたしは看護師さんに頭を下げると、急いで病院の外へと飛び出した。




お見舞いに来てた友達って、、



原口さんのことだよね?


優華も一緒にいたはず、、。



なんで二人とも連絡くれないの?





あたしはすぐに優華に電話をかけた。



「もしもし。ゆら、もしかして、、」


「ちょっと優華いまどこ?愁くんが退院したって、いま一緒にいるの?なんで教えてくれなかったの?」


「ちょっと、ゆら落ち着いて。もうそっち着くから。」


「え?そっちって、、」



すると、原口さんの車が病院の駐車場に入ってきて、病院の玄関に立っていたあたしの前で止まった。



< 426 / 444 >

この作品をシェア

pagetop