さよならだね。



思い返せばきりがない。



これだけじゃない、


もっとたくさん、いろんな思い出がある。




嬉しかったこと、


悔しかったこと、


悲しかったこと、


幸せだったこと、




愁くんと出会ってからの、約2年8ヶ月。



たくさんの思い出ができた。





愁くんと出会うまでは、何一つ知らなかったよ。



誰かを好きになること、誰かを愛することが、こんなにも幸せで、こんなにも辛いってこと。



愁くんとだからこそ、あたしはこれだけの幸せも、悲しみも知ったんだよ。




愁くんは、あたしの運命の人。



いつしかそんな風に思うようになって、ただひたすらに、愁くんだけを追いかけた。




あたしの人生の中で、誇れること。



それは、愁くんの隣にいるということ。



恋愛だけじゃない、人として尊敬できる、そんな愁くんが大好きなの。



愁くんと出会えたこと、心から感謝してるよ。






やっとここまで登ってきた。



ベンチに一人で座っていた。



あたしは、その人の名前を呼ぶ。



大好きで、愛しくてたまらない、その名前を。



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