さよならだね。




「もう!優華はすぐそうやって、あたしのことからかう〜!」


あたしの反応を見て、優華はさらに笑う。




「あははっ!だって〜、ゆらの反応が初々しくてかわいいんだもん!」


「なにそれ〜。」


「でもさ、真剣な話!そろそろでしょ?ゆらたちも。」


「なにが?」


「何がって、、はあ、まったくゆらは〜。エッチに決まってんじゃん!」


「えっ、ちょっ、やめてよ〜。」



突然のそのネタに、あたしは焦りを隠せない。





だって、あたしは中2のときに初めて彼氏ができたけど、その人とはキスまでしかしてないし、その人以来いままで彼氏なんていなかったから、、


その、、

そういうのはまだで、、


全然そういうことに対して免疫がない。





「あのね〜、立花さんだって27歳の健康な男だよ?当然のことでしょ!」


「でも、、」


「でもじゃない!嫌なの?ゆらは。」


「そういうわけじゃ、、でもやっぱちょっと怖いし。」




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