【完】いいかげん俺を好きになれよ
恥ずかしそうな顔で語るアユにちょっと驚いた。
そんなふうにショックを受けてたとか、意外すぎて…
アユはあのキスのこと実は気にしてたんだ…
むしろあたしは全然気にしてなかったかも…。
「ち、違うよ……。
あたしは別に…全然…
嫌じゃなかったよ…」
「え…?//」
無意識に答えたものの、言ったあとで急に恥ずかしくなった。
あれ…?あたし何言ってんだろう…//
これじゃキスされて嬉しかったみたいじゃん…
アユは目を丸くして、顔を真っ赤にしてる。
「あ……//」
思わずあたしも顔がかぁぁ、と熱くなった。
お互い目を合わせながら、ちょっと気まずい…。
ど…どうしよ…///